ホルモンのバランスが体温で分かる

とても役立つ基礎体温表

基礎体温から分かること

基礎体温とは人が最小限のエネルギーしか使っていないときの体温です。本来は眠っている時の体温のことですが、通常は目覚めてすぐに測った体温のことを言います。毎日測定してグラフに記入すると、一定の周期で変化しているのが分かります。生理の開始日から体温が低い時期が約2週間続き、さらに低温になる日がきて、そこから急上昇して約2週間の高温期が続きます。この体温の変化からホルモンの分泌の状態が分かり、排卵日、次回の生理日の予測ができます。

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明日から使える基礎体温表

基礎体温表

基礎体温の標準パターン(一般的な基礎体温表)

約14日間:低温期→排卵日→約14日間:高温期

低温期

卵胞ホルモンの分泌が盛んな時期。カラダもココロも調子の良い期間。

 

高温期

黄体ホルモンの分泌が盛んな時期。むくみ、頭痛、イライラなど、カラダもココロも不調になりやすい。

 

排卵日

体温が一番下がった日の前後2~3日に排卵がおこる。この時に下腹部に排卵痛が起こる場合もある。

基礎体温

基礎体温は0.5度のわずかな変化を測るので、専用の「婦人体温計」を使います。体温計を枕元に用意して眠り、朝目覚めたら起き上がらずにそのままふとんの中で測りましょう。毎朝同じ時間に測るのが理想ですが、あまり神経質にならなくても大丈夫です。計測したら基礎体温表に記入して、折れ線グラフを作成しましょう。グラフには、生理、生理痛等の痛み、不正出血、セックス、おりものなどの情報を記録します。そのほか発熱、頭痛、寝不足などのカラダの変化、飲酒、夜更かしなどの生活状態も「備考欄」に記入しておきましょう。

一定のリズムがありますか?

基礎体温が低温期と高温期に分かれるのが標準的なパターンです。高温期がない場合は無排卵性月経周期が疑われます。高温期が続く場合は妊娠の可能性もありますが、体温の変化がとても小さい人や、普段から体温が低くて通常のパターンにあてはまらない人もいます。少しでも気になることがあれば、基礎体温表を持って婦人科に行き、相談しましょう。基礎体温表はカラダの状態を知る上で、とても役立つ情報になります。不調がない人でも、測る習慣を持つことをおすすめします。