相談できるお医者さんは?
貧血の原因と受診科
まずは婦人科と消化器科で相談を
貧血には原因によっていろいろな種類がありますが、日常、診断される貧血で最も多い(貧血の 90%以上)のが、体内の鉄が足りなくなることによっておこる「鉄欠乏性貧血」です。
女性の場合は月経の量が多すぎること(過多月経)による貧血が最も多く、次に多いのが消化管からの出血によるものと言われています。
その他の原因としては、腎臓や血液の病気などがあります。
貧血の原因

婦人科で調べてくれること
毎月おこる生理による失血は思いがけず多いものです。
子宮は筋肉でできていて、ギュッと収縮することで生理の出血を少なくします。この働きが弱くなるような子宮の病気がないか、病気がなくても生理の量が多すぎないかを調べます。
消化器科で調べてくれること
①胃粘膜の炎症や腫瘍
鉄は胃から吸収されるため、胃粘膜に異常があると吸収がうまくできなくなります。
そのため、胃粘膜に炎症や腫瘍がないか調べます。
②消化管出血
胃や大腸の異常により、消化管出血が起こっていないか調べます。
③痔
痔などがないか調べます。
婦人科と消化器科で異常がない場合は、内科(腎臓内科・血液内科など)を受診してください。
骨髄・腎臓・脾臓・血液の病気の可能性があります。
あなたの貧血は何科に相談?
