最近話題のプレコンセプションケアとは?

今も、将来も、よりイキイキとした私を目指して。
―最近話題のプレコンセプションケアとは

進学、就職、転職、昇進、結婚する・しない、妊娠・出産、etc...自分のライフプランって、考えたことありますか?


例えば妊娠・出産について最近では、第1子出産時のママの平均年齢も上昇!


2019年は30.7歳と、こちらも30年前より4歳ほど高くなっています。


人生経験豊富なママなら、精神的にも経済的にも余裕をもって子育てできますよね。


ただ、年齢が高くなると、不妊症など、気がかりなことも増えるものです。


実際、不妊症の人の割合は25〜29歳では8.9%ですが、35~39歳では21.9%、40~44歳では28.9%と、30代後半、40代になると20代後半の2倍、3倍にも増えます1)


いつかはママになるために...、今から気をつけたいこととは?


今回は、将来に向けた健康的なカラダ作りともいわれる、プレコンセプションケアについてご紹介します。

 

1)一般社団法人 日本生殖医学会ウェブサイト「生殖医療Q&A」

“プレコンセプションケア”ってご存じですか?

“プレコンセプションケア”という言葉、聞いたことがありますか?


プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えながら、自分のカラダとココロの状態を知り、日々の生活や健康に向き合うこと。


つまり、いつか子どもを産むときのために、今のうちから健康的なカラダ作りをしておきましょう!ということなのです。


まだあまり知られていないプレコンセプションケアですが、2006年にアメリカで推奨され始め、日本でも最近、色々なメディアで取り上げられるようになっています!

イキイキとした私のために、今から始めるプレコンセプションケア

妊娠なんてまだ当分予定にないから、私には関係ないかなあ...と思っている方、いませんか?


自分のカラダを管理して、健康的なカラダを維持すること。それが将来、赤ちゃんが欲しいと思ったタイミングでの妊娠、出産につながります。そして、健康なカラダで出産するからこそ、元気な赤ちゃんが産まれ、出産後も職場復帰して活躍できるのです。


最近では、やせ型の女性が多く、その影響で低出生体重の赤ちゃんが増えています。こうしたことからも、妊娠直前に健康を見直すのではなく、もっと早い時期から健康を管理することが大切だといわれています。
 

イキイキとした私のために、今から始めるプレコンセプションケア


それに妊娠に限らず、仕事を頑張ったり、趣味を楽しんだり、元気な老後を送ったりするためには、何といっても健康的なカラダが基本になりますよね。
そう、プレコンセプションケアは、ライフプランやキャリアプランを立てるうえでもとても重要なのです。
今の自分、そして将来の自分がよりイキイキと活躍するために、プレコンセプションケアについて考えてみませんか。
 

プレコンセプションケアチェックシート

生理のトラブルが将来の不妊の原因になることも

健康的なカラダ作りのためには、まず自分のカラダと向き合うことが大切ですよね。


例えば生理、何か気になっていることはありませんか?


生理トラブルのなかでもよくある生理痛は、仕方がないとそのままにしている人も多いようですが、ひどい生理痛には子宮内膜症など、婦人科の病気が隠れていることもあるので要注意!


子宮内膜症が原因の生理痛はだんだんひどくなります。そのうえ、不妊症と深い関係があり、子宮内膜症の患者さんの30〜50%は不妊症ともいわれています。


たかが生理痛と思っていると、いざ妊活という時に不妊症に…なんてことにならないよう、ひどい生理痛など気になることがある方はもちろん、将来の妊娠を考える方は、今から婦人科を受診しておくことはプレコンセプションケアのひとつです。

生理のトラブルが将来の不妊の原因になることも

最近では、20〜30代の女性に子宮内膜症が増加中。
子宮内膜症が増えている背景には、生理の回数が関係しているのですって。現代女性は、初経(初めての生理)が早く、出産回数が減ったことで、一生のうちに経験する生理の回数が昔より多くなっており、それによって子宮内膜症リスクも高まっているとのこと。
このため、現代の女性にあった生理のケアが必要です。最近では生理痛がひどい場合には、痛みを減らし、生理の回数を減らす治療が行われることもあります。

生理やカラダで気になることは、プロ(=婦人科の医師)に相談を

よりイキイキとした私になるために、健康的なカラダ作りを心がけたいですよね。


そうは言っても女性のカラダは女性ホルモンの影響を大きく受けます。年齢や生理周期によって変動する女性ホルモンとうまく付き合うことが、よりイキイキとした生活を送るカギともいわれます。


こうした女性特有の問題について相談できるプロフェッショナルが婦人科の先生!


これからは、“妊娠したら婦人科へ”ではなく、“生理やカラダのことで気になることがあったら婦人科へ”という考え方が大切です。


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